消化器内科

消化器内科は(消化管・肝胆膵疾患の腫瘍や感染症など)に限らず、一般内科的な疾患(呼吸器疾患・糖尿病・高脂血症など)も含む広い分野を担当しています。内視鏡症例数が上部・下部ともに豊富で、悪性腫瘍に関してはPETCTも備える施設であり、全体像をつかむのに役立っています。また特定健診、人間ドックなどの各種健診や予防医学にも関わっています。胃瘻増設症例や救急症例も豊富で、幅広くさまざまな疾患を経験することができます。


1.指導医
主任診療部長 後藤 学
(指導責任者)
日本内科学会 総合内科 専門医、日本消化器病学会 指導医、日本内視鏡学会 専門医、インフェクションコントロールドクター

2.内科の概要と研修目標
 当科では、消化器疾患を中心として、がん、リウマチ・膠原病、血液疾患、代謝・内分泌疾患(糖尿病・高脂血症・痛風・甲状腺疾患など)などを対象としている。心あたたかで、かつ質の高い医療を提供するべく、学会・研究会などにも積極的に参加するなど日々研鑚を積んでいる。
 幅広い内科疾患患者の診療をスタッフとともに行なうことを通じて、プライマリ・ケアにおける基本的な診療能力(態度、技能、知識)を修得することを目標とする。
3.研修方法
(1)研修医は指導医の監督・指導のもとに、主として入院患者の担当医として診療を行う。
(2)研修医は当直診療を行う。病院当直の助手として主に救急患者の初期診療に当たる。
(3)CPC、カンファレンスなどには積極的に参加する。
(4)退院時統括を指導医に提出し、評価を受ける。
4.基本的態度・習慣
 よき臨床医として要求される基本的な態度・習慣を身に付ける。研修医は指導医の日常における診療態度や、病院職員の医療に取組む姿勢などから、醸し出される雰囲気を通じて感得されるべきものである。
(1)医療・保健の問題に取組む積極的態度。
(2)医療・保健の専門職としての責任感。
(3)患者を身体的だけでなく、心理的、社会的な面も合わせてとらえる態度。
(4)保健・予防・社会復帰を含む包括的なものとして、医療を把握する態度。
(5)患者及びその家族に対する理解的態度。
(6)患者及びその家族との心理関係を醸成する態度。
(7)総合的・科学的かつ冷静、沈着な問題解決態度。
(8)自己の能力の限界の認識と適切な専門家に対して序言を依頼する習慣。
(9)チーム医療・チーム研究における協調的ないし指導的態度。
5.教育に関する行事
(1)オリエンテーション
・研修のはじめに諸規則や設備概要と利用方法、研修医心得などについて指導する。
(2)カンファレンス
    ・週1回 消化器外科との合同カンファレンスを行っている。入院中の全患者について治療・今後の方針・問
題点について検討・意見交換を行う。
(3)その他、適宜空き時間をみつけて「輸液」「抗生剤」「検証データの読み方」「画像の読み方」「画像の読み方」
などテーマを決めて自主学習につなげられるようにわかりやすくレクチャーする。
6.週間スケジュール

標準スケジュール
  AM PM
  8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6
病棟回診 外来業務 病棟業務
上部内視鏡業務 下部内視鏡業務
病棟回診 外来業務 病棟業務
上部内視鏡業務 下部内視鏡業務
病棟回診 外来業務 病棟業務
カンファレンス 上部内視鏡業務 下部内視鏡業務
病棟回診 外来業務 病棟業務
上部内視鏡業務 下部内視鏡業務
病棟回診 外来業務 病棟業務
上部内視鏡業務 下部内視鏡業務