救急

救急においては、生命や機能的予後にかかわる、緊急を要する病態や疾病、外傷に対して適切な対応ができることを目標とします。

1. 指導医
院長 兼 福島孝徳脳腫瘍・頭蓋底センター長
入江 伸介(指導責任者)
日本脳神経外科学会指導医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本脳卒中学会専門医、麻酔科標榜医
医師 野呂 昇平
日本脳神経外科学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本脳卒中学会専門医、JATECインストラクター、日本医師会認定健康スポーツ医、日本医師会認定産業医
     
2.協力型臨床研修病院
・札幌医科大学附属病院(札幌市)
・北海道医療センター(札幌市)
3.到達目標
臨床研修において多くの救急症例は、内科・地域医療研修もしくは当直研修などで経験可能である。特殊な救急症例も各診療科において、日中・夜間を通しての積極的な救急外来・総合外来への参加により、指導医のもと経験することになる。各科ローテーションにより的確な病態把握や初期治療について経験可能であるため、当院での救急研修は、心肺蘇生法の基本を習得すること・緊急薬剤の使用を実践できること・集中治療室の管理を学ぶことなどを目標に、麻酔科での手術室・集中治療室業務を中心とした研修を原則とする。
4.研修目標
・バイタルサインの把握ができる。
・重症度及び救急度の把握ができる。
・ショックの診断と治療ができる。
・二次救急処置ができ、一次救急処置を指導できる。
・頻度の高い救急疾患の初期治療ができる。
・専門医への適切なコンサルテーションができる。
5.救急研修カリキュラム
手術麻酔を通じて術前・術中の全身状態の評価並びに生体監視装置の扱い方・気道確保・勤静脈確保など救急時における基本手技を習得する。集中治療室業務を通じて救急・麻酔に必要な薬物の知識や人工呼吸管理の技術を習得する。この間にACLSの知識・技術を習得し、院内BLS十AED講習会を開催し、蘇生法の指導ができるようになることを目標とする。
6.教育に関する行事
(1) オリエンテーション
・研修最初の1週間に院内諸規定、施設設備の概要と利用方法、研修医心得などについて指導する。
・指導医により各種検査方法、病態に関するレクチャーを2~3ヶ月間に行う。
(2) カンファレンス
・カンファレンスを時に応じて行う。
7.週間スケジュール 

※原則として、緊急手術や蘇生には常に参加し研修する。