下肢静脈瘤血管内塞栓術(グルー治療)

下肢静脈瘤に対する血管内治療は従来よりレーザー焼却術や高周波焼却術が行われていましたが、これらはTLA麻酔と呼ばれる麻酔が必要であり、麻酔を注射するときの痛みがありました。2019年にグルー治療である血管内塞栓術が本邦で保険収載され、より痛みを感じにくい治療が出来るようになりました
手術の方法は血管内焼灼術と同様、針を刺して血管の中にカテーテルを挿入して行うカテーテル治療ですので、傷跡は針穴のみです。血管内塞栓術は熱を使わない治療で、神経障害が理屈上起こらない治療です。しかし術後治療した脚が赤く腫れてしまう方が一定数いらっしゃいます。またグルーが体内に一定期間残るので、皮膚の薄い方は固めたグルーが目立ってしまいます。
 
当院では血管内焼却術、血管内塞栓術のどちらも実施可能です。水曜日午後に「足のむくみ・静脈瘤外来」を行っていて、伊藤大貴医師が担当しています。患者様の脚の状態に応じて適切な治療をご提案させて頂きますのでお気軽にご相談下さい。