頭頸部外科・耳鼻咽喉科

頭頸部外科の特徴
当科では、脳、眼球を除いた首から上の構造(頭頸部)の良性・悪性腫瘍、外傷、奇形などにたいする手術を行います。
当科がめざす治療は主に三つあります。
一つ目は、頭頸部癌に対する集学的治療です。早期がんに対しては機能温存を目指した侵襲の少ない治療を実施していきます。また、経口腔的切除による放射線治療の温存を図っていきます。進行癌に対しては遊離組織移植を用いた再建手術、放射線療法、化学療法などの集学的治療を実践し、QOLと根治性の高い治療を目指していきます。
二つ目は内視鏡下頭蓋底手術です。通常の副鼻腔炎の手術に加え、近年発展の著しい鼻内内視鏡下頭蓋底手術を実践していきます。また、頭蓋底腫瘍に対する低侵襲手術も実践していきます。
三つ目が、摂食嚥下に対する治療です。脳卒中、神経筋疾患、頭頸部癌患者の摂食嚥下障害に対する、嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査による評価を実践し、リハビリテーション、嚥下改善手術を行っていきます。
当科では、最新の医療機器を備え最高の医療サービスを提供することができます。将来的には道内はもとより全国から患者様に選んでもらえるような診療科を目指します。また、一方、道内にもまだまだ医療過疎地域が多く存在するため、僻地医療にも力を注ぐべきと考えております。そのために最も重要なことは患者様に信頼してもらうことです。これはハード面だけで成し得るものではありません。第一に医師は臨床的な研鑽を積むことです。また医師の親身な診療、看護師の丁寧な説明や助手の迅速な対応などスタッフ全員がチームワークで患者に安心感を与えられるように心がけます。
最新医療機器
  • サイバーナイフ
  • 術中MRI
  • 術中O-arm
耳鼻咽喉科の特徴
当科では最新の医療機器を備え最高の医療サービスを提供することができます。将来的には道内はもとより全国から患者に選んでもらえるような診療科を目指します。一方、耳鼻咽喉科は道内にもまだまだ医療過疎地域が多く存在します。僻地医療にも力を注ぐべきと考えております。そのために最も重要なことは患者様に信頼してもらうことです。これはハード面だけで成し得るものではありません。第一に医師は臨床的な研鑽を積むことです。また医師の親身な診療、看護師の丁寧な説明や助手の迅速な対応などスタッフ全員がチームワークで患者に安心感を与えられるように心がけます。
札幌医療圏には大学病院など高度な先進医療を提供できる施設が複数ありますが、その中で当科では2名体制で現実的に可能な、特色ある治療を具体的に提案します。
急性期めまい患者
脳外科で頭蓋内疾患を否定したのち、当科への入院(1日~数日)治療を行います。
嚥下
嚥下障害に対する積極的な評価、リハビリ、手術を行います。
睡眠時無呼吸症
睡眠時無呼吸症の患者様へのnCPAPを見越した積極的な鼻閉の手術を行います。心血管イベントとの関連で臨床研究(前向き)も検討いたします。
日帰り手術
患者様の安全を最優先に考え、特に鼻副鼻腔手術では日帰り、短期入院手術を励行します。
外来検査の初診時即時対応
患者様の同意が得られる場合には原則的に初診時に画像検査、生検検査など可能な検査を行います。
僻地医療
医療過疎地域にある当法人の関連施設(羅臼や留萌など)に当科の外来を設けて定期的な出張診療を行います。