消化器内科

当科の特徴
最近の統計では日本人の死因の第1位はがんであり、全癌死亡者に占める消化器がん(食道、胃、大腸、肝、胆、膵)の割合は男女とも約6割を占めています。
当科では消化器がんの診断および治療に全力をあげて診療内容の充実に取り組んでいます。
診断においては、上部消化管検査で経鼻内視鏡の導入により重い心疾患の方、内視鏡が苦手な方への負担軽減がはかられております。
治療については、消化管出血に対する内視鏡的内視鏡治療、ポリープ切除術などを行ってまいりましたが、今後は消化器外科と協働して、より広い疾病への対応を進めてまいります。また、負担の少ない内視鏡でのがん治療、化学療法などに積極的に取り組んでまいります。
肝疾患につきましてはB型、C型肝炎に対し新しい治療薬による抗ウイルス療法などを積極的に導入し、肝炎に合併する肝細胞がんにつきましてもRFA(経皮的ラジオ波焼灼術)、TACE(肝動脈化学塞栓術)および外科的な治療により集学的な治療が可能となっております。
年々高齢化が加速しており若年者には問題のないウイルス性胃腸炎などでも経口摂取が一時的に低下し、著明な体力の低下やADL低下が予想される場合などは短期間の入院などで対応しております。
今後も患者様、地域の医療機関に信頼される診療科つくりに、スタッフ一同全力を尽くして取り組んでまいります。