5月2日(土)、当院職員の臨床検査技師2名が新型コロナウイルスへの感染が判明したことを受け、これまでの間、札幌市保健所と協議しながら、陽性職員の発症日と接触調査期間(発症日の2日前から最終勤務日まで)を対象に濃厚接触者調査を行いました。

　技師A　発症日：4月27日(月)夜、接触調査期間：4月25日(土)～4月27日(月)

　技師B　発症日：4月30日(木)、接触調査期間：4月28日(火)

 

その後、陽性職員に4月25日(土)から4月28日(火)までに生理検査を受けた入院・外来患者様(濃厚接触者)を対象にPCR検査を行い、対象者全員の陰性が確認され、引き続き体調の変化などを伺っております。

濃厚接触者に該当しない入院・外来患者様は、健康観察者として体調の変化などを伺っております。

 

さらに、陽性職員と濃厚接触が確認された職員及び濃厚接触に該当しない職員にPCR検査を行い、全員陰性を確認しました。

 

なお、濃厚接触が確認された職員及び濃厚接触に該当しない職員に4月25日(土)から5月2日(土)までに生理検査を受けた入院・外来患者様には、職員のPCR検査の結果陰性であることをご説明し、体調不良などがあった場合には病院へご連絡をいただくようお知らせいたしました。

現時点では、職員から患者様への院内感染は発生しておりません。

 

また、上記の4月24日(金)以前、5月3日(日)以後の期間に生理検査を受けた入院・外来患者様には、現時点では濃厚接触に該当する可能性が低いとして、病院からお知らせしておりません。

生理検査の内容や日時等ご不明な点がありましたら、大変お手数ですが、病院へご連絡をお願いいたします。

 

その他、レントゲン検査やCT・MRI検査などは、別部門である診療放射線技師が担当しておりますので、この度の調査対象者にはなっておりません。

 

これまでのお知らせ(第1～4報)には、こうした対象期間が明記されず、患者様にはご不安が継続することになりましたことを、深くお詫び申し上げます。

 

以上、患者様、連携医療機関の皆様、関係者の皆様には、ご心配をおかけして大変申し訳ございませんでした。

引き続き、当院では職員一同感染防止対策に努め、地域の皆様に安心して医療を受けていただけるよう努力してまいります。

今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます。

 

令和2年5月8日

社会医療法人孝仁会　北海道大野記念病院

院長　大川洋平